新東名がほぼ全線開通で、東名、新東名、中央道の東京~名古屋間はどれだけ変わったのか、少し調べてみました。
東京~名古屋間を、東名・新東名・中央道でそれぞれ移動すると、どのくらい違いが出るのでしょうか。
所要時間を比べてみると、だいぶ差が出ているようですが、東名や中央道を使うメリットはあるでしょうか。
やはり新東名が一番早い。
夏休み中のお盆など高速道路では激しい渋滞が予想されますが、東京~名古屋間など広域の移動をする人も多いと思います。
東京~名古屋間を移動するとして、東名高速、新東名高速、中央道経由で移動する場合、どれくらい違うでしょうか。
東京出発の場所を霞ヶ関(首都高)、名古屋側の終点を名古屋IC(東名)とした場合で比較した場合、次のような結果になりました。
新東名経由は御殿場JCT~豊田東JCT間を、中央道経由は高井戸~小牧JCT間を経由するものとして計算しました。料金は普通車の値段です。
・新東名経由:328.3km、3時間15分、7930円
・東名経由:339.2km、3時間45分、7930円
・中央道経由:373km、4時間46分、7950円
新東名経由と東名経由はほぼ10kmの差ですが、所要時間は東名経由が30分もよけいにかかってしまいます。
中央道経由の場合は、新東名経由と比べると48kmもよけいに走ることとなり、所要時間では1時間半もの違いが出てしまいます。
新東名は、もともとルートが直線的で早いルートでしたが、2020年12月に静岡県内およそ145kmが6車線化され、最高速度120km/hになったため所要時間がさらに短縮されました。
東名高速の最高速度100km/hのままなので、以前より所要時間の差が開いています。
中央道の場合は、カーブやアップダウンの多い形状の上、ほとんどの区間で最高速度が80km/h(一部70km/h)に抑えられているため、新東名と比べた場合かなりの差が出てしまいます。
現在は圏央道,東富士ルート(中央道富士吉田線~東富士五湖道路~須走バイパス)、また中部横断道といった中央道と東名・新東名を結ぶ南北路線も整備されています。
八王子や甲府などから中央道へ入った場合でも、それらを使って新東名へ出て小牧まで走る方が、早く着きます。
なかには、それでも東名や中央道をあえて選ぶ人もいます。
東名を選ぶ理由としては、景色がいい、比較的すいている、無理な運転をする車が少ない、SA・PAの間隔が短いと言った意見の人もいます。
中央道を選ぶ理由としては、比較的すいているが最多で、景色が良い、大型車が少ないといった意見もありました。
中央道から双葉JCT経由で中部横断道、静岡方面に向かえば、アルプス、富士山を望める景色の良い所を走行出来ます。
東名・新東名・中央道に、これらを連絡する南北ルート3本が開通したことで、ルートの選択肢は飛躍的に広がりました。
ルートの選択は人それぞれですが、目的地と状況に応じてルートを選びたいと思いました。
以上、皆様の参考になれば幸いです。