最近、ロシア関連のニュースで、ウクライナとの関係を報道されることが多いですが、そもそもNATOってなに?と疑問に思ったので、自分なりに簡単に調べてみました。
NATOと日本の関係は?
まず日本の立場ですが、日本はNATOに加盟しているわけではありませんが、日本などの非加盟国(加盟していない国)とも、協力し合い世界の安全保障を守るよう活動しています。
一方ロシアは、NATOの東欧への拡大に反発していて、ウクライナ問題に発展しています。その結果、NATOとロシアの対立が注目されるわけです。
日本はNATOのグローバル・パートナー国として名を連ねています。
外務省のホームページでは、以下のように紹介しています。
日本とNATOは基本的価値とグローバルな安全保障上の課題に対する責任を共有するパートナーであり、今後も、互いに関心を有する分野及び地域において、安全保障環境の改善に貢献していくことが期待されています。(以上、外務省ホームページより引用。)
NATOって何?どんな組織?
NATOとは(North Atlantic Treaty Organization)の略。
日本語では、北大西洋条約機構。
集団防衛・危機管理・協調的安全保障を三つの柱とし、加盟国の領土、国民を防衛することが最大の責務とされている組織です。
NATOの元となったものは、ブリュッセル条約にもとずいて、作られています。
1948年に結んだ条約で、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクが東西冷戦が激しくなったことにより、アメリカ、カナダなども参加して範囲が拡大しました。
1949年に北大西洋条約が締結され、NATOが創設されています。(当初の加盟国は12ヶ国、現在の加盟国は30か国)
NATOが注目されるわけ?
最近ニュースなどで盛んに取り上げられている、ロシアとウクライナの国境付近での緊張が高まっていることにより、NATOの注目度が上がっています。
ロシアは、ウクライナがNATOに加盟しないように求め続けています。ウクライナがNATOに参加するか否かが、今後の争点になってくると思います。
ロシアとアメリカとの交渉も行われているようですが、1月にアメリカはロシアのNATO不拡大に対する要求に対し、拒否した書面を公開しております。
そのため、軍事衝突の緊張感がさらに高まっており、NATOへの注目もさらに高まっているのです。
以上、簡単ですが参考になれば幸いです。