まずテザーを簡単にまとめると。
2021年2月現在、時価総額が最も大きいステーブルコインである。
テザーは、$と連動しているため、その価値は1テザー(USDT)は1$です。
1ドル=1USDTでレートが固定されており、USDとほぼ等価である。
法定通貨と連動していること、中央集権で管理されていることが特徴です。
略称はUSDTです。
本当にテザー社はUSDTとUSDを同額持っているのか?
テザー社は、USDT総額と同額の米ドル(USD)を保有していると発表していて、これが本当ならば問題ないはずですが、本当は保有していないのではないか、という噂もあります。
もし本当は保有していないのだとすると、テザー社は元手なしでいくらでもUSDTを発行できてしまい、ビットコインなどの仮想通貨を購入することができるため、大きな問題となります。
2019年4月25日に、テザー社と親しい関係にある大手取引所Bitfinexに資金の不正利用を理由に、ニューヨーク州司法当局の司法長官が、訴訟を起こしています。
訴訟によると、Bitfinexは顧客の資金と自社の資金を混ぜて保管していた事に加え、関連会社の損失補填の為に7億ドル(約784億円)のUSDTを使っていたことが判明したと言っています。
テザー社は、USDTの74%のみが「現金および現金同等物」によって裏付けられていると公表し、同社はその後、2019年11月に、2017年のビットコインバブルについてUSDTを非難した学術論文への反論の中で、USDTは再び完全に裏付けられていると述べています。
最も古いステーブルコインであるUSDTは、時価総額が最大のステーブルコインで発行額は138億ドルにのぼる。
暗号資産全体でも5位の規模を誇る。トレーダーはしばしば、裁定取引のチャンスを活かすため、取引所への資金の迅速な移動にUSDTを使っていると思はれます。
ステーブルコインのデメリット。
ステーブルコインは、中央集権型で管理されているため、ハッキングなどの被害を受ける可能性もあります。
ハッキング攻撃を受けて、もしサーバーがダウンしたら、直接影響を受けてしまいます。もし管理をやめてしまい、発行も継続も行われなくなってしまうと、通貨そのものの価値が無くなってしまいます。
しかしながら、ステーブルコインは、発行自体も厳しいので、価値が無くなると言うようなことはないと思います。
最近での時価総額の移り変わりも見ても、仕組みやシステムとしてしっかりと認知度が高まっているコインが上昇しておりますね。
アメリカのドル連動型ステーブルコイン、テザー(USDT)とドルが、完全に1対1で運用されているかどうかはとても気になるところです。
皆さんは、どの様にお考えでしょうか?
Coin desk様より一部引用