知り合いの友人と電話で話しをしている時、「最近腰がすぐに痛くなるんだけど、何かいいものないかな?」と聞かれたのですが、詳しくは分からなかったので、その時は『そう言えば機械で補助してくれる、器具があるよ」位の話しかしなかつたのですが、少し気になったので調べてみました。
パワースーツ、パワーアシストスーツ、ワーキングスーツ、マッスルスーツ、調べてみるといろいろ出てきますね。ここではマッスルスーツと呼ばせていただきます。
最近では、介護や農業、製造業などで使われているようで、重いものを持ち上げる時などに、力仕事を補助してくれるのがマッスルスーツと呼ばれる補助器具です。
補助してくれる動力は、モーター、空気圧、その他いくつかのタイプがあり、腰痛に対する負担を軽くするのにも役立っています。
実際にどこで使用しているの?
現在は、介護、物流(荷物の仕分け作業)、農業などで使われ始めています。例えば介護ですと、移乗や入浴介助、車いすなどへの人を持ち上げる際の補助など。
物流ですと、言わずと知れた重い荷物を持ち運ぶ時の補助。農業の現場などでは、最近は高齢化により、力不足は本当に気になります。
使い方はどうするの?
メーカーによってそれぞれ使い方が異なりますので、ここではイノフィス マッスルスーツで簡単に説明します。
まず、リュックサックを背負うように装着し、肩ベルト、腰ベルトをそれぞれ調整します。
お尻のベルトを調整して、ももパッドを前にまわして、30~40回空気入れで空気を充填します。
その後、補助力の空気を調整して、各場所を調整して完了です。
販売されているマッスルスーツは?
いざ購入しようと考えている人でも、様々な種類のスーツがありどれがいいの?と分かりにくいので、個人的な独断と偏見で5つほど紹介させていただきます。
イノフィスマッスルスーツス
一つ目が個人的に一押しの、イノフィスマッスルスーツです。最近では、ダウンタウンの浜ちゃんこと、浜田雅功さんがコマーシャルに出演して話題になっているみたいです。
イノフィスが販売するマッスルスーツは、空気圧を筋肉の代わりに利用した、作業を補助する、装着型の作業支援ロボットです。
重い物を持ち上げたり、人を抱え上げたり、中腰での作業時に、腰への負担を低減することが期待できる。2019年11月には、軽量化と低価格化(重量3.8kg)を実現した、マッスルスーツ Every(エブリィ)を発売しています。
株式会社イノフィス様より引用
ATOUN MODEL Y
二つ目はパワーアシストスーツATOUN MODEL Yです。動きをセンサーでとらえ、モーターの力で補助し、腰への負担を軽減してくれます。
アシスト、歩行、ブレーキの3つの作業モードがあり、それぞれの動きを自動検知して、動きにあったアシストを行ってくれます。電動式で約4.5K。稼働時間、約4時間。
サイバーダイン HAL-CBシリーズ
三つ目がサイバーダインが販売するHAL-CBシリーズです。腰装着タイプの補助具で、介護支援を目的にした、腰装着型の器具です。
電動式で2時間の充電で約4.5時間駆動します。入浴介助の際にも利用でき、防水機能も備わっています。
また操作も簡単で、2つのボタンだけで設定できるので、簡単に使うことができます。
サイバーダイン様ホームページ https://www.cyberdyne.jp/products/Lumbar_CareSupport.html
ワーキングパワースーツ
四つめがワーキングパワースーツです。ワーキングパワースーツは,建設、物流、介護、農業など作業時の、疲労の軽減を目的として開発されました。
薄型バネの反発力を利用して作業をアシストするアシストスーツです。バネの反発力を利用して、疲労軽減、腰痛を軽減することなどを期待できます。
サステクノ AeroBack
最後が、サステクノ AeroBackです。サステクノ エアロバックは、空気圧を筋肉の代わりに利用した、パワーアシストスーツです。
重量物を持ち上げる時も、腰への負担が減少し、労働の負担を軽減できます。重量約1.8kgと軽量で、長時間装着していても疲れにくいのが特徴です。
マッスルスーツの値段は?
各メーカー金額を公開している企業は少なく、イノフィマッスルスーツスが149600円で販売しております。
値段は公開しておりませんが、いざ購入を考えると高価な買い物になると思いますので、まずはレンタルで試してみるのも一つの手だと思います。
ただ、30Kまでしか持てない人が、50Kの物を持ち上げられるようになった、と言うようなことはあり得ませんので、考え違いのないようにして下さい。